蒸気船マークトゥエイン号を見送る、係のお兄さん。
実は、あわよくば(?)東京のミーマイに行ってしまおうかと、先日友会の申込みをしてみたんですが・・・やはり撃沈でした。
あとはカード会社貸切を待ってみることにします。●ミニエッセー615「Passion愛の旅を観て」宙組のショー・・・というより、若干轟さんのショーという傾向も。春野さんがトップだった花組に轟さんが出演した「レヴュー誕生」の感覚でいたので、出番の多さはちょと意外だったが、私は今まで、宙組に一番縁が薄く、先入観がないということもあって、これはこれとして、大人な感覚でとても場が締まったショーだった。
まず、残念なことから先に述べると、切れ味の良いかっこいいダンスで魅了してくれるショースター陽月華さんがいないことだ。代役の多くを務めていた美羽さんがだめということでは決してないのだが、やはり華やかさ、オーラが違うと感じてしまった。遠慮があるのか、美羽さんには笑顔も少ないと思ったのは私だけか。楽しそうに見えなかった。
さて、酒井澄夫先生作品の「いまいちコンセプトが理解できないシリーズ」が出たなと、個人的にはそんな全体の印象だった。
生意気だが、「Passion」か「愛の旅」かどちらか一つをテーマにしたら良かったのではないかと思うのだが・・・。いろいろな形の情熱を表現していくか、もしくは愛を求めていろいろな世界を旅するのか・・・。
一つひとつの場面はどれも決して悪くはなく、衣装や装置も、生徒も豪華で宝塚らしいのだが、構成としてはもう一歩煮え切らない感が残る。
2階席から見たので、群舞の壮観さ、色彩美は堪能できた。宙組は長身の生徒が多いので、ほかの組にはないスケール観がある。
また、歌の選曲は特にシャンソンが良かった。なお、昨日書き忘れだが、芝居での曲も私好みだった。
一番うっとりした場面は、シャンパンゴールドの衣装での轟さんと大和さんの男役同士の場面だ。怪しい色気にどきどきしてしまった。その前の大和さんが女役をやっている所よりも好きだ。
こうして見ると轟さんと大和さんのバランスが良いことに気付く。もっと二人だけの場面が長くても良かったのにと思ったほどだ。
それから、感無量になったのが、とても似合う紫色の衣装の蘭寿さんが男役を引き連れて大階段から登場する「フィナーレC」である。花組時代、春野さんを支えてくれたらんとむ君。なんという風格。流し目もいい。核になっても安心感がある。2番手としての充実期にあるようだ。今後ますます頑張ってほしい。
北翔さんは見るたびに華を増し、きれいになっている。技術は文句ないので、あとは男役の色気か。クールさもほしい。
下級生男役では早霧さんと春風弥里さんに目がいった。前者ちぎちゃんは小柄だが、スターの資質はピカ一だ。後者みーちゃんは、個性的で大きさ、華やかさがある。その次にあえて挙げるとしたら、凪七瑠海さん、蓮水ゆうやさんが舞台で映えていた。
はっきり申し上げて、その上のスターたちが今一つだんご状態で、誰も「路線」として抜きん出ないのでやきもきしている。
別格になりつつある悠未ひろさん、良いところがいっぱいあるのに、何かが足りない気がしてならない七帆ひかるさんと十輝いりすさんのことだ。
スターには「旬」というものがある。厳しいことを申し上げるが、奮起するのにもう遅いのではないかと心配になった。
女役では、花影アリスさんが少し線の細さを克服しつつあるかなという気がしたのと、期待という意味で、妃宮さくらさん、すみれ乃麗さんを注目して観た。まだまだ目立たないが、これからが楽しみである。
最後に、私はこの組に好きなダンサーがいる。珠洲春希さんだ。今回も素敵だった。