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北海道発・わっちさんの宝塚な日々

ショッピングして帰るデー

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昨日の続き。テディベアのミュージアム内外。

本日は早めに帰ります。


●ミニエッセー1914「映画・オペラ座の怪人(ロンドン舞台版)を観て③」
今回は特別だし、スクリーン演出は悪くはない。昔はなかっただろう。時代は移ろう。しかし、はなしの舞台は19世紀中ごろなのだから、スクリーンを使わない手もあったのではないだろうか。

流れや台詞は当然通常版・四季版と同じだ。けれども細かい「違い」はたくさんあって興味深かった。
まず、音楽の雰囲気。フルオーケストラ生演奏だから迫力があるし、多少英国らしいロックっぽさも強くて素敵だった。思わず乗って体を動かしてしまった。
出演人数がかなり多いことでの迫力もすごかった。バレエやマスカレードの群舞は圧巻だ。
冒頭の演出でびっくりしたのは、シャンデリアのオークションからおなじみのテーマ曲が流れて、四季では緞帳や釣りものの動きで時がさかのぼるのだが、本作では、なんと大胆にも大スクリーンにテーマ曲を演奏するファントムが映し出されるのである。舞台の観客は「おおー」とわいていた。あらあ、もうファントムさん出ちゃったよ~。けれど、考えてみたら主役なのだから、これもありか。非常におもしろかった。

四季や宝塚のせりや盆などの効果が素晴らしいと気付かされた面も。今回はシャンデリアは落ちてこない。舞台の上部や地下へ深く下る階段を表現する橋は上下には少し動くが決して斜めにはならない。ラウルが地底湖に飛びこむ演出もない。マスカレードでファントムがせり下がって消える場面もない。船がくるりとまわってくることもない。最後にクリスティーヌとラウルが船で逃げる場面もない。恐らくそれらはすべてキャパ、舞台機構と安全性の違いだろう。
西洋人らしいと思ったのは仮面の凹凸の激しさだ。見ようによっては滑稽にも映る。日本人用の仮面はすっきりしている。それがスタイリッシュでいいのだ。
ファントムの傷はゆるかった。もっと生々しくてもよかったと思う。
本ロンドン版で最も印象的な「違い」は、クリスティーヌの心情表現の巧みさだ。特に最後に指輪を返し、彼女は父・師の化身だった怪人の手をぎゅっと握り、切ない表情で手にキスをして去る。そして、何度も振り返る。どんな形にしろ、それも「愛」に見えた。明確に「心」を残す演技。怪人が「わが愛は終わりぬ」と叫ぶのが痛く痛く突き刺さってきた。

(続く)

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